保育所では、リズム運動を取り入れています。
リズム運動とは、ピアノに合わせて走ったり跳んだりしながら「トンボ」や「うさき」「かめ」等の動物になったり、「汽車」や「自動車」等になったり、身体全体を使って表現します。
身体をしなやかにし、手足の指先まで神経行き届かせ、脳を刺激し、骨や神経等の発達を促します。
また、保育土や友だちの姿を模倣し、ピアノに合わせて動くことで、見るカ・聴く・集中力もついてきます。
子どもたちは、リズムが大好きです。
育っていくさまざまな機能が、やりたい意欲と共に働き始め、今までよりももっと自由で、もっと複雑な表現を可能にします。
それがうれしいから、ますますリズムが好きになっていきます。
こうして自然に子どもの全身の機能を活かし、多くの可能性を引き出しながら、表現力と感覚を豊かに育て、自立していくカになります。
子どもたちは、保育所の生活や遊びの中で、友だちや保育士といろいろな歌をうたうことが大好きです。
肉声の愛情やあたたかさ、音楽の心地よさを心に感じながら、身体の中でリズムをとり、豊かな感情を自然に身につけていきます。
0歳児は、保育土のうたう声に全身を揺らしながら身体いっぱいに音楽を喜び、自分も声を出しています。
1・2歳児になると、身体でリズムをとりながら、歌うことそのものを楽しみます。
3・4・5歳児は、物語やお話の中の歌、季節の歌をうたうことで、さまさまなメロディやリズムを保育土と共に歌いながら理解していきます。
音楽が子どもたちの心を動かしていき、
子どもが子どもとして、人間として、育っていくのです。
保育所では、毎日、子ともたちに絵本の読み聞かせをしています。子どもたちは、絵本が大好きです。
お家でも、お父さん、お母さん、お子様と一緒に絵本を楽しんでみませんか!!
絵本は心の栄養になります
小さい頃、お父さんやお母さんの膝に抱かれ、肌のぬくもりを感じながら読んでもらった絵本やお話は、子どもの感動や喜びを引き出し、いつまでも心に深く残っています。読んでいるお父さん、お母さん、子どもと一緒に絵本の世界を共有することができ、共感することで心のつながりができ心が安定していきます。
毎日、絵本を読んであげましょう
☆子どもが好きな絵本は、繰り返し読んであげましょう
☆子どもが読むのではなく、大人が読んであげましょう
☆親子の大切なふれあいの時間をつくりましょう
☆子どもにとって絵本は楽しみそのものです
絵本を読んであげることで、こんなによいことがあります
*人の話をしっかり聞く力がついてきて、創造力が豊かになります
*お話の主人公と一緒になっていろいろな体験を楽しみます
*語り手や読み手と心が通じ合い情緒豊かになります
*ことばによる表現力が豊かになります
※年齢を一応の目安にしています。興味や発達に応じて読んであげてください。
子どもが健康に育つためには、新鮮な空気と安心して飲み遊べる水と大地(土・砂・石・草・木)、そして太陽が必要です。できるだけ戸外の空気や動植物などに直接触れ、思う存分遊び、運動することにより発達していきます。感覚器官を発達させ、足腰を強くするとともに自然への関心と認識を深め、仲間関係も深めていきます。
散歩で歩き、新鮮な空気を取り入れることで血の巡りを良くし、脳の働きも活発にします。
四季折々の草花や小動物で遊んだり、戸外には子どもに探求心をくすぐるものがいっぱいです。まさに自然は、子どもの生きた教師です。
◎何でもよく食べます。空腹が一番のごちそう
◎身体をよく動かし丈夫です
◎転んで膝や手にはケガをしますが、頭や鼻、目のケガは少なくなります
◎足の裏の皮膚が硬く、肉が引き締まっています
◎根気強く続ける力を育てます
◎重いものを平気で持ちます
◎手足が自由に使えます
◎遊びの行動範囲も広く、集中して遊べます 考える力もあり、友だちのことも考えられます
春・・・つくしや花摘み、草花あそびなど
夏・・・セミ、トンボ、バッタなど虫とり
秋・・・木の実拾い、鯉の餌やり、草スキー
冬・・・楽しいことがいつばいです
子どもたちが、心の中の思いを具体的に伝え表現する手段は、話し言葉と絵を描くことの二つです。乳幼児にとって、話し言葉と共に、胸の思いを語るための生きた言葉であると言えます。だからこそ、乳幼児にとって絵を描くということは、話し言葉と共に、書き言葉を使って思いを語る基礎でもあります。絵を描く、それは心の中の言葉です。
保育園では・・・
子どもたちの好きな絵を描くこと。1~2歳児は、最初はなぐり描きから始まります。上から下への線、そして横線へと好きなように描き、やがて、くるくる回して描くようになってきます。細かった線もだんだん力強くなってきて、保育士と一緒にブーブー、ワンワンと言いながら楽しんで描いています。
3歳以上児になると、マジックやクレヨンを使って描いています。年長児では、子どもたちの状態に合わせ、太字から中細、細字へと変わっていきます。
就学前には、鉛筆や色鉛筆も使っています。
~感覚教育の王様です~
子どもたちは、水や砂、土、太陽にまみれて遊ぶのが大好きです。
水、砂、土は自由に形が作れ、作ってはこわれ、また作ってはこわれるという変化する素材です。働きかけると、いろいろな形に変化するので子どもたちにとって、たまらない魅力があります。
小さなコップを使って小さな山作り、カップでの型抜き、ごちそう作りにピカピカ泥団子作り、そして子供たち同土で知恵や力を出し合って作り上げる山や川、トンネル作りへと年齢に応じて創造性豊かに遊びが広がっていきます。
水や砂、土の素材感をじっくり味わいながら汚れを気にせす、開放的に遊ぶことによって気持ちも安定していきます。まさに水、砂、土は感覚教育の王様です。
~テレビを消して豊かなコミュニケージョンを~
最近、乳幼児の間で人とうまく関われない子どもが目立っています。子どもたちの特徴として、いっときもじっとしていない、呼んでも振り向かない、テレビを消すと嫌がる、視線が合わない、言葉が遅い、表情がないことが指摘されています。
幼児期の子どもは、身近な人との関わり、遊びなどの実体験を重ねることによって人間関係を築き、心と体を成長させます。ところが、乳幼児期からテレビやビデオにたくさん触れていると親子が顔を合わせ一緒に遊ぶ時間を奪い、言葉や心の発達を妨げます。臨床現場からも言葉の遅れ、対人関係のまずさ、キレやすい子どもたちがこの5年間で急増しているとのこと。その背景には乳幼児期からテレビやビデオを見せている家族が非常に多く、その関係があるのではないかとの報告がなされています。 |
長時間、テレビ・ビデオを見たりゲームをしたりしていると・・・
*聴力、聞き分ける力、視力が低下します。
*人の話に集中できなくなります。
*夜の安らかな眠りが妨げられます。
「乳幼児との生身の関わりこそ大切」
人とうまく関われない子の改善のためには・・・
今まで子守りをさせていたテレビやビデオをやめて、親が子どもと生身の関わりをすることで、たいていの場合には改善します。
テレビの内容や質が問題なのではなく、人間同士のやりとりが欠けることが問題なのです。
テレビを消してコミュニケーションを・・・
朝から寝るまでテレビを見ないことで、子どもたちは変ります。
言葉や人間関係の基盤ができる2歳までは、テレビを消して豊かな親子のコミュニケーションを作りましょう。
たとえば・・・
*家族での会話・ふれあいタイム(絵本の読み聞かせ・相撲・しりとり等)
*お手伝い
*手先の遊び(折り紙・描画・トランプ・かるた・すごろく等)
~食の美しさ、大切さがわかる~
食育は、健康づくりに向けた毎日の地道な積み重ねです。
楽しく食べることを基本に、食育を通して人生を豊かに生涯を通し、健康と豊かな人間性を育む基礎となります。
また、子どもたちの生活の中で食べるということは、大きな楽しみであると同時に好きな食べ物が増えていく大切な時期でもあります。
食生活をさらに豊かにするために、次のようなことも取り組んでいます。